世の中には
失敗することを恐れて生きている人が少なからずいらっしゃいます。
確かに、失敗をするのは怖いし
できれば、失敗なんてしないほうがいい…
自分のまわりで、人生において、一度たりとも失敗したことのない
という人を、探してきて、そのコツを教わってみるといいかも。
きっとそれをやってみれば
人生において、一度たりとも、失敗したと思うようなエピソードを持たない人は、存在しない。
そのことがわかると思います。
人間は、生涯の間に、何度も小さな失敗を繰り返しながら生きていくもの、私はそう思っています。
そして、失敗を一度もせずに生涯を送る方、と言うのは本当にごくごくまれだとも。
でも
そのごくごくまれな方たちというのも、本当は、何らかの失敗をしているのだけれど
それを失敗だと、捉えていないだけかもしれない、そんな気がします。
そもそもなぜ、失敗を怖れるのか
失敗を怖れるのは、失敗すると何か怖いことが起こるよ~な気がしているからですよね?
失敗していいことがあるのなら、人は失敗を怖れないもの。
じゃあ、その失敗して起こる怖いことって、具体的には何なのでしょう?
嗤われる?
恥ずかしい?
金銭的に莫大な実害がでる?
自分か、もしくは誰かが死ぬ?
自分の失敗で自分かもしくは誰かが死ぬような失敗って、何なのでしょう?
金銭的な被害は?
いくらだと致命的?
例えば億の被害が出たとしたら・・すっぱり自己破産しましょうw
破産宣告したって、選挙権もなくなりませんし、会社だって首になったりしません。
っていうか、金融機関にお勤めだとかの一部の例外を除いては、破産したことは会社には言う必要はありませんし、誰かにうっかり他言してしまわない限りは、バレることもそうそうありませんw
もちろん転職の際にも、破産したことを言う義務はありません。だから安心して転職もできます。
あと、人から嗤われる、ということについてはどうでしょう?
人の失敗を嗤う人なんて、そもそも仲良くする必要ない気がしますがねぇ。
そもそも、見る人が見たら、面白おかしく人の失敗を吹聴してまわるような人、その人の方が信用を失います。
人のうわさも75日って、案外本当だし
英語でも似た表現があります。
A wonder lasts but nine days.
海外の人の方が気が大きいですね、たったの9日だっていうのですからw
恥ずかしいのは、確かに恥ずかしいw
じゃあ、その恥ずかしさはいつまで続きますか?
生涯ずっと、恥ずかしくて恥ずかしくて生きていけない?
確かに思い出すと、布団を頭からかぶってワー!って叫びたくなるようなことは
ほとんどの人にひとつや二つあるけれど
普段ずっと、そのことを思って生きている人ってどれくらいいるんだろう?
私なんぞ、思い出すと布団を頭からかぶって叫びたくなることなんて10も20もあるけれど
普段はそのことを忘れてけらけら笑って暮らしています。
なぜって、そのことよりも目の前のことをこなすことの方が、あるいは目の前の絶景を楽しむことの方が忙しいからw
失敗したからこそ学べることがある
失敗しないことを考えて生きていくのではなくて
失敗したあとに、どうそれに対処できるか
それを考えて生きていくほうが、よっぽど建設的で
そして、おそらく、よっぽどのびのびと生きていけるんじゃないかなぁって思います。
生きてさへいれば、すぐには無理だったとしても、いつかリカバーの機会はきます。
そして、これ大事なことなので声を大にして言いたいのですが
私たちは失敗からしか学べないことの方が、実は多いんですよ。
もしも記憶を持たない状態で、その時にタイムスリップしたとしたら…
どうでしょう?
もしも記憶を持たない状態でタイムスリップして、やっぱり同じ失敗をしてしまうのだとしたら
それは、必然的な失敗で、避けられないものだし
素敵な言い方をすれば、その時の最善だった、ということもできるかもです。
…最善はちょっと言いすぎかなw
ただ、それはその時点の自分では、避けようのない失敗だっとは言えるんじゃないでしょうか?
ね?
失敗しなければ学べないこと、たくさんあるっていうのがわかるんじゃない?
失敗を怖れて動けなくなることと、チャレンジをあきらめること、どちらがメリットがあるか
常に、失敗することをおそれてびくびく生きるのではなく
失敗したあとに、自分は実は対処できることがあるのだ
それは何だろう?
そちらを考えていく方が、自分にとってプラスになるんじゃないかって思っています。
失敗を怖れて動けない状態からは、小さな心の平安というお気持ち問題以外には
何もメリットがないけれど
少々の失敗はチャレンジにつきもの、そう思ってえいやっ!って動いてみる方が
たとえ失敗したとしても、それでも学べることは多いだろうから。
少なくとも、死ぬことはない…多分w
取り返しのつかないことって何だろう
こういう商売をしていると、不安の強い状態にある人や、精神的に不安定になっている人にたくさんお会いします。
そして、不安の強い人というのは、得てしてその不安ゆえに、失敗すると取り返しのつかないことになるよ~な気がして
小さな失敗ですら恐れて、動けなくなっていることが多いような印象を受けます。
以前、あるクライアントさんが言ってたことなんですが
「もしも失敗して取り返しのつかないことになったら、どうしようって…」
私はそのクライアントさんに聞いてみたのです。
「取り返しのつかないことって、具体的にはどうなることですか?」って。
これを読んでくださってる方にも一緒に考えてみて欲しいのですが
取り返しのつかないことって何でしょう。
私には、自分が死ぬか、誰かが死ぬ、以外には想像がつきませんでした。
自分とその相手が生きてさへいれば
多分、取り返すことや、巻き返すことは、不可能ではないけれど
自分、もしくは相手が死んでしまったら、もう二度とリベンジも巻き返しもできない。
とはいえ、私たち人間は、案外死なないけれど、同時にコロっと逝ってしまうこともある。
ただ、自分の失敗で自分が死んだり、誰かが死んだりする可能性
それって、あ~んまり多くはないんじゃないかなぁ。
それでもやっぱり不安は不安なのが実際でしょうから
まずは
仮に失敗したとしたら、具体的に何をして対処するか
それをちょっと考えておいて、それからチャレンジしてみるのもいいかもです。
私は何か行動を起こすとき
だいたいプラン3くらいまでは、ぼんやりと考えて行動を起こすことが多いです。
こうなったら、こうする。
こうなったら、こうする。
っていう具合に。
まぁそれでも、うかつで粗忽ものの私は、結構やらかしちゃうんですけどね。
そうやって結構やらかしながらも、元気に笑って生きています。
失敗して転んだりすりむいたりしながらも、笑って生きている実例がここにいます。